2010年6月号 雑誌『上方芸能』 第176号紹介
狂言は融通無碍な舞台芸能である。庶民の暮らしを活写、その人情が時代を超えて観客の共感を集めるかと思えば、奇想天外な物語を大胆に繰り広げ、心の底からの笑いを誘う。人も鬼も動物も、神様さえも同類のように扱って屈託がない。だからこそ長年にわたって愛されてきたのだろう。今や演者、上演形態ともに広がりをみせる狂言の面白さ、楽しさ、奥の深さをもっと多くの方たちに知ってほしい。初心者から長年の観客までを想定した五十の質問を実演家、評論家にぶつけ、答えていただいたのをメインに、名鑑を付す特集である。
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