最新号183号
「現状をどう見るか ―上方芸能12ジャンル」
戦後初の定席「天満天神繁昌亭」誕生で、上方落語は空前の活況に沸いた。オープンから五年余が経過して一時のブームこそ沈静化しつつあるが、今も賑わいは続く。今年は吉本興業が創立百年を迎え、桂三枝が大名跡「文枝」を襲名する華やかな行事も待っている。その一方、宝塚大劇場の観客数は年間百万人を割り、国立文楽劇場の入場率も五割前後に止まるなど、容易ではない事態も続く。狂言界では世代交替が進み、新劇界でも劇団の活動や存続に課題を抱える。特に大阪では、文化全般を取り巻く環境がますます厳しくなりそうだ。そんな今、上方芸能12ジャンルの現況を捉え、発展へ向けて何が必要かを考える特集を組んだ。
イラスト・ルポ
「ある日モテキが…」 |